平成26年度秋季情報処理技術者試験 ITストラテジスト(ST)

 

ITストラテジストを受けてきました。自己採点・自己評価ではおそらく合格していると思っています。

資格の概要

Wikipediaからの引用です。

対象者は「高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者」とされる。
いわゆる超上流工程において、企業のトップマネジメントと共に、事業戦略・事業計画からシステム化計画の立案と実行を主導する戦略家(ストラテジスト)の能力を認定する。IT技術者として高度な知識とコンサルティング能力を持ち合わせながらも、経営者の視点で企業・組織の経営方針を左右する意志決定能力を証明することから、一般的には幹部候補が目指す資格である。
また、形式的には他の高度情報処理と同じスキルレベル4とされるが、歴史的な経緯から、高度情報処理の中でも最高峰と呼ばれることがある。これは、制度改定前に情報処理推進機構の作成したロードマップに由来する。すなわち、ITストラテジストは、長い実務経験を持ち、プロジェクトマネージャ試験等の他の難関資格を取得してきた者が集大成として受ける資格であることが公的に明示されていたのである。そのため、現在でも本資格の受験者は他の資格に比べて年齢層が高く、業界内でも特に経験豊富な実力者が受験する資格と位置付けられている。 なお、弁護士、公認会計士、医師、技術士等と並び、厚生労働大臣によって高度専門知識等に指定されている。これはIT系の資格では唯一である。 これらの理由から、本資格を取得した社員に与える褒賞金の額を最大に設定する企業が多く、中には100万円を超えるものもあるほどである。

試験会場の雰囲気など

私は申込時「横浜」を選んだため、戸塚の明治学院大学になりました。

自宅から戸塚駅までは地下鉄で一本なのですが、駅からさらにバスとあまり立地は良くない印象です。贅沢な部類ですが。

会場はITサービスマネージャーとITストラテジストだけ、教室内を見渡しても資格の概要の通り、年配(40代~60代)くらいの方が多め。女性はほとんど見られません。

またほとんどの方は午前1を免除されているようで、この辺りでも応用情報技術者、もしくは他の区分を既に合格済みの猛者ばかり集まっている印象です。

各問題別の感想

午前1 多肢選択式(四肢択一)30問(50分)

高度情報処理技術者試験での午前1は共通問題です。

過去2年に応用情報技術者か他の高度科目試験を合格、または他の高度科目の午前1が合格していれば免除されます。

今回の私の場合、2年前の春季に応用情報技術者(2度目)を合格していたので免除です。

午前2 多肢選択式(四肢択一)25問(40分)

早速午前の多肢選択式の問題について、解答が公開されましたので自己採点してみました。

結果は17/25(68%)で合格!

正直、全然自信がなく25問中12問がヤマカンだったのですが、何とか運に助けられました。

時間も殆ど残らず、問18でハマってしまい、直前10分時点で残り8問を焦って解答してしまいました。(幸い、問18~25は1問しか間違っていませんでした)

他のツイートを見る限り、ほとんど過去問から同じ問題が出題されていたようで、過去問をやっていれば簡単な問題だったようです。

午前は多分大丈夫で午後がキモ!と思っていた自分にとって、ヒヤヒヤものでした。

午後1 記述式 4問出題/2問解答(90分)

いわゆる事例解析です。中小企業診断士の2次試験に近いですが、難易度を比較すると、ITストラテジストの方が簡単です。

与えられた事例(会社や事業の概要、課題・問題、条件など)を元に、ITストラテジストとして適切な解答を数十文字で解答します。

4問の事例から2問選択するのですが、90分で4問から2問絞り込み、1問あたり40分程度で問題を読み込んで、6問程度の設問を記述するのは時間との勝負になります。

今回は、問2の「リフォーム企業の拡大戦略」と、問3の「洋食レストランの競争力の向上」の2問を選びました。

単純に問1の「銀行システムの再構築」と問4の「建設機械の新機能の開発」は自分の過去の経験から難しそうな印象だったのでパスしました。ちゃんと読み込めば解答できるのかもしれませんが、時間がないのでぱっと見でパス決定。

全て解答を埋めることが出来ました。短いメモですが以下のとおりです。

 

問2

設問1(1) リフォーム展示ブースの来店予定日時をヒアリングする

設問1(2) 施工後の写真に合わせてトータルコーディネートした商品を推奨する

設問2(1)① 客の属性情報とニーズ

設問2(1)② 現場写真と調査結果

設問2(2) タブレット端末で撮影した現場の状況の写真

設問3(1) 施工可能なリフォームの仕様

設問3(2) 施工の可否、工事の作業員数、日程・費用

問3

設問1(1) お得なセットメニューを多数取り揃える

設問1(2) オーダが多いセットメニューについて、事前に途中まで調理する

設問2(1) 余ってる主要食材を使ったメニューを勧める

設問2(2) ちゅう房のオーダの調理待ち状況から、同じメニューアイテムを勧める

設問2(3) オーダごとの滞留時間から、客に品出しが遅れている事情を説明する

設問3① 仕入先に入荷しない食材のメニューを差し替える仕組み

設問3② 予約時にメニューをオーダしてもらって予約管理票に転記する仕組み

 

おそらく6割はとれていると思っています。

午後2 論述式 3問出題/1問解答(120分)

最高難易度の試験と言われている理由はこの論述式があるからかもしれません。

企業経営者の立場と高度なITエンジニアの両方の知識が必要で、かつ業務経験がないと論文を作成するのには厳しいかもしれません。

普段はSE・PGとしてシステムの設計やプログラミングをしていても、論文を書いている間はITストラテジストの立場として書かなければなりません。

あまり下流の工程を書いていては不合格になってしまいます。

とはいえ、複雑な用語などは使わずせいぜい「パレート図」・「ABC分析」・「顧客生涯価値」程度しか専門用語は使いませんでした。

こちらは再現解答がないのですが個人的には会心の出来だと思っています。(たぶん)

しかし2時間で3000字も書くなんてことは、普段キーボードで文字を打っている人種には過酷な作業です。もう指が痛くて途中で筆圧が弱くなってしまいました。

勉強方法

全て独学。というか資格取得にスクーリング、通信教育の類は使ったことがありません。

今回は中小企業診断士と試験範囲の多くが重なっていたので、主に午後対策をしていました。(その結果、午前が疎かになってヒヤヒヤしましたが。)

使ったのは上記の本のみです。

とてもわかり易く、実践的テクニックが多く参考になりました。

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